レゴで6幅RCトラック "日野 プロフィア"を作りました
ついにこのブログでも、作品紹介という、非常にレゴブログらしい記事を書くことに成功しました。
今回は、レゴ社の電動ユニット「Powered Up(通称PU)」を使用した、遠隔操作可能なトラックを作ってみました。
日野のプロフィアという車種をモデルにしています。
↑前から
↑後ろから
今回は、「テーブルの上で遊べる」ことを目標に、
・できるだけ小型
・低速で高トルク
・良好な旋回性能
を目指しました。
5年ほど前にもRCのトラックは作ったことがあるのですが、その時は7幅で、きちんと走りはするものの、機能的にもあまり納得のいくものではありませんでした。
↑過去作のトラック。デザインの迷走が伺える。
今回のPUは、過去作に使用したPower Function(通称PF)と違い、受信機を入れる必要がありません。
前回よりも省スペース化でき、コードの取り回しも簡単になるので、小型化の難易度はかなり下がったかと思います。
↑今回のステアリング。床がまさに"実家"のそれ。
↑前作のステアリング。床がしわしわ。
ステアリングの構造はほぼ前作と同じですが、車体を6幅にする都合上、4幅のパーツが必要だったため、今回は1×4プレートの両端に穴の空いた古いパーツを引っ張り出してきました。
強度を確保しつつ、タイヤの動きに干渉しないように注意しながら組み込みます。
↑走行ユニット
後輪の2軸もシンプルな作りです。
ウォームギアでゆっくり走りつつ、強いトルクで多少の障害物は乗り越えていきます。
レゴのロードプレートや建物で街を作ったり、教習所のようにして走らせるととても楽しいです。
↑底面
後輪はトラックらしく全てダブルタイヤです。
特に意味はない上に、制作上の制約もきつくなるのですが、なんとなくこの方がカッコいいので押し通しました。
↑ユニット配置初期案。完成までほぼ変わらず。
後ろに重量が掛かるとステアリングの効きが悪くなるため、全体的に前寄りにユニットを配置して、2軸目よりも前に重心が来るようにしました。
↑ボディ仮組み。かなり厳ついカラーリング。
↑仮組みを見ながら本組みで複製
走行と旋回はどちらもPUのMモーターです。
前作のユニット配置と比べると、縦置きのモーターや受信機がなくなった分、高さを抑えやすくなりました。
↑前作の配置。リアヘビーな上に空間のロスが大きい。
ステアリング部分には、ハンドルを切った時にモーターが回りすぎて、車体やモーター本体に負荷を掛けてしまわないよう、トルクを逃がすための機能が付いています。
今回はモーターからギアまでを、アクスルではなく3mmバーで接続しています。
ペグ接続やゴム伝達よりも負荷に強く、しっかりと舵を切ってから空転してくれるので、操作性はかなり良くなりました。
↑PUコントローラと一緒に。
トラックは車体がリアタイヤの位置よりもかなり後ろまで伸びるので、今回はスペースにもそれなりに余裕があります。
まだまだ小型化できると思うので、どこまで小さくできるかチャレンジしてみて下さい。
追記:
走行の様子はこんな感じです↓
https://twitter.com/moririnlego/status/1217652568681144320?s=21